岐阜競輪 #43

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レース展望

G3 2016年9月1日(木)~ 9月4日(日) 長良川鵜飼カップGIII

平成28年熊本地震被災地支援競輪 開設67周年記念 長良川鵜飼カップGIII

9月1日から岐阜記念競輪 開設67周年記念 長良川鵜飼カップが行われます
 
S級S班は福島の山崎芳仁選手、茨城の武田豊樹選手、福岡の園田匠選手の3選手が出走します
中でも山崎選手は開設65周年、66周年と優勝を重ね今年は3連覇がかかります。今年はまだここまで優勝は有りません。相性の良い岐阜バンクで今年初優勝と同時に3連覇を飾る事が出来るでしょうか?!楽しみですね。
 
楽しみと言えば、武田豊樹選手。今年の前半戦は落車のアクシデントの影響からか苦戦が続く中、3月の玉野記念で決勝に進み、4月の高知記念では今年初白星。その勝利選手インタビューでは「一生懸命 本当に頑張っているんですけど・・・。どうしても 何をしても勝てなかった」と答えていたのがとても印象に残っています。1着の喜びではなくて、これまで堪えていた武田選手の心の叫びに聞こえた気がしました。トップクラスで戦う選手は常に勝たなければならないプレッシャーを背負って走っている事は取材をしていても感じますが、そのプレッシャーは私達が想像を超えるようなものなんだと気付かされた瞬間でした。その武田選手がオールスター競輪で今年初めてG1の決勝戦の舞台に返って来ました。この岐阜記念は昨年 準優勝でした。今年は同県の後輩 吉田拓矢選手との連係で優勝のチャンスがさらに広がりそうですね。今年初優勝なるか?!注目ですね。
 
さて、先に茨城の吉田拓矢選手にふれましたが、今年の岐阜記念は吉田選手をはじめ若手の機動タイプが揃います。
京都の101期 山本伸一選手、奈良の103期 栗山俊介選手、中井俊亮選手、岐阜の103期 川口聖二選手、三重の100期 伊藤裕貴選手、広島の三登誉哲選手、愛知の桜井雄太選手、香川の101期 戸田康平選手、福岡の津村洸次郎選手、青森の98期 新山将史選手などフレッシュな機動メンバーが揃います。
中でも京都の山本選手は2016年2月の別府でS級初優勝を決め、今年すでに3度優勝しています。7月に行われたGIIサマーナイトでビッグレースデビューを果たし、今月行われたオールスターでは初のG1出走ながら準決勝まで無傷で勝ち上がっていきました。またもう1人 奈良の中井選手も今年初めてS級に昇級して3月の小倉でS級初優勝を完全優勝で決めました。今月の3日からの小倉で2着1着1着で2度目の優勝も手にしています。中井選手も先に行われたオールスターに出場し、初のG1出走で2着3着と勝ち進み準決勝を経験しています。注目度は茨城の吉田選手にはかないませんが、山本選手、中井選手もG1で自身の力がどこまで通用するのかを確かめる事が出来て自信になっていると思います。中堅どころの機動タイプの千葉の石井秀治選手、三重の柴崎淳選手、宮城の菅田壱道選手、神奈川の松谷秀幸選手、兵庫の中村一将選手、新潟の鈴木庸之選手などは経験が豊富なだけにテクニックやレースの読みなどは劣ってしまう場面も有りそうですが、ニューフェイス達のチャレンジャー精神が勢いでねじ伏せるシーンも十分ありそうです。力と力の激突が今シリーズは白熱しそうですね。
 
もちろん受けて立つ地元勢の奮起に一番の期待をかけている事は言うまでも無いかもしれませんが、S級S班に地元地区が不在となる今シリーズは竹内雄作選手が地元の代表としての責任を背負っての戦いとなりそうです。地元岐阜からは志智俊夫選手、永井清史選手、森川大輔選手、山口泰生選手、土岐幹多選手、川口聖二選手の7選手が出走予定です。中部、近畿との連係で牙城死守に燃える岐阜勢にエールを送りたいです。
 
そして最終日には熊本地震災害復興支援レースが行われます。メンバーの中ではやはり石川の小嶋敬二選手の力も存在感も抜けていますね。7月27日からの小田原F1では完全優勝を果たしました。この優勝で690勝です。700勝まであと10勝。700勝に向かってカウントダウンスタートの競走に期待しています。
 
尚、今回も場内イベントが盛り沢山です。イベント情報は岐阜競輪ホームページ、北村嘉之さんのブログ 嘉兄の「九人の侍」をチェックしてみて下さいね
 
私の服部佳代子ブログでも直前の選手情報や開催中の選手コメント、イベント情報などをアップしていく予定です。レースもイベントもお見逃しのないように開設67周年記念を満喫して下さいね
 
服部佳代子(2016、08,20)