岐阜競輪 #43

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レース展望

G3 2017年7月22日(土)~ 7月25日(火) 福井記念

鵜飼杯争奪戦 スポーツニッポン杯F1

お待たせいたしました!!
 
9月の記念競輪を前にバンク改修も終了し 久しぶりの本場開催です
7月18日~20日までの3日間 鵜飼杯争奪戦 スポーツニッポン杯F1が行われます
 
今シリーズは近畿勢が充実しているようで中でも和歌山の稲毛健太選手は7月9日からの松戸ではバックをとっての完全優勝ですから岐阜バンクでも魅せて勝つ!が期待できそうですね。
 
地元岐阜からは吉村和之選手が出走します。責任感の強い吉村選手ですから牙城死守にますます気迫あふれるレースに注目しています。中部勢にも地元の不破将登選手、三重の神田龍選手、愛知の山口智弘選手などのフレッシュな機動力が揃いますが、レースの組み合わせによっては稲毛選手、京都の畑段嵐士選手、大阪の岡崎智哉選手の近畿強機動力を目標に出来そうでさらにチャンスが広がりそうですね。
 
またS級1班からは群馬の天田裕輝選手が好気配です。6月12日の青森F1で今年初めて決勝戦にコマを進めました。決勝戦では伊早坂選手マークからレースを進め 徳島の太田竜馬選手に捲られはしましたが準優勝でした。その後 6月25日からの京王閣F1決勝戦ではテオ・ボス選手、シェーン・パーキンス選手には屈しましたが勝ち上がりは1着1着で決勝に進んでいます。近況はマーク戦も増えているようですが、直前の奈良F1では先行が有利と言われている奈良の33バンクを捲って優勝しています。今シリーズも強機動力は地区的には不在ですが、捲りの威力が増している天田選手から目が離せませんね。
そして近況から注目は宮城の安部貴之選手と福島の岡部芳幸選手、徳島の三ツ石康洋選手です。
安部選手は小松島記念最終日に行われたケイリンエボリューションに出走しました。安部選手は中団の位置でした。後ろ攻めになった人気のシェーンパーキンス選手ののカマシを警戒して最終ホームから一気にしかけました。結果的には4着に沈みましたが、パーキンス選手より先に踏み出せる勇気に注目してみました。今シリーズは近畿勢の層が厚くなりそうですが安部選手と福島の岡部選手の北日本コンビがレースを面白くしてくれそうです。岡部選手は直前の小松島記念では2着2着で勝ち上がり準決勝戦は残念ながら7着で決勝戦に繋ぐ事が出来ませんでした。しかしこのレースは任せていた青森の新山響平選手が内にいた安部大樹選手を見た瞬間に村上義弘選手が一気に仕掛けていきました。展開に泣かされてしまった7着で動きは悪くないと思います。このあと8月中旬に行われるオールスター競輪出場を決めている岡部選手。舞台となるはいわき平はホームバンクです。ますますモチベーションが上がるシリーズにしていきたいところではないでしょうか。
徳島の三石選手は小松島記念に出走しています。徳島の選手は地元記念に出走できるチャンスはそれほど巡って来ません。三石選手もようやく巡って来た出番を心待ちにし日々 練習を重ねていました。記念直前の6月21日からの佐世保で久しぶりに決勝進出を決め練習の成果を結果に結びつけていました。残念ながら勝ち上がる事は出来ませんでしたが、2日目は苦しい展開ながら地元の意地を感じさせる見事な1着でした。シリーズを振り返って「調子は良かっただけに初日が悔やまれます」と話していました。地元記念に向けての練習の貯金と地元記念の緊張感から解放された三ツ石選手の走りを楽しみにしています。
 
そしてもう一人 岐阜バンクとの相性からの注目選手は栃木の江連和洋選手です。昨年12月1日からの開催は準優勝、今年3月14日からの開催でも決勝進出を決めています。また江連選手は1995年8月にデビューし今期初めてS級1班です。「s級1班までの道のりはデビューから本当に長くかかってお恥ずかしいですけど やっとここまでこれた!と決まった時は嬉しかったです。時間はかかりましたけど自分のやって来た事は間違いじゃなかったと思いましたし、これからも引き続き自分なり頑張っていきたいと思います」と、照れながら気持を教えて下さいました。お人柄やこれまでの努力、S級1班への熱い思いが伝わってジンときました。感謝と喜び、自覚を持って戦う江連選手を追いかけてみてはいかがでしょうか。
 
 
9月に行われる記念競輪を前にS級選手の熱い戦いを是非 間近でお楽しみ下さい
皆様のご来場をお待ちしています
 
服部 佳代子(2017、7、11)