岐阜競輪 #43

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レース展望

G1 2017年8月11日(金)~ 8月15日(火) 第60回オールスター競輪

富士通フロンテック杯 FII ガールズケイリン

8月16日から3日間 岐阜競輪では富士通フロンテック杯FII ガールズケイリンが行われます
 
A級1,2班戦での注目選手はやはり100点の競走得点を持ち前期はS級で決勝戦にもコマを進めていた熊本の東矢昇太選手です。
6月22日からの高知F1で決勝戦に進みました。その開催は現地の高知で中継を担当させていただいていましたので現地で直接 東矢選手に取材をさせていただきました。「集中して練習が出来た事でレースの流れが見えて 無理なくレースの流れに乗っていけています。無駄な脚をつかわず流れに乗れて勝負所まで力を温存できるのは大きいですね。走るのが楽しいです。でも来期はA級なんで・・・」と、複雑な心境を教えてくれました。7月にA級に降級して岐阜までの間3場所走っています。A級初戦の7月12日からの高松では準決勝で敗れましたが、7月20日からの佐世保では完全優勝。7月28日からの福井でも1着を並べて決勝戦では優勝とはなりませんでしたが3着でした。9走して確定板を外したのは1度だけです。岐阜バンクで東矢選手の力走が期待できそうですね。
そして遠征勢では今期A級降級の岡山の紀井孝之選手、徳島の木村隆弘選手の走りは見逃せませんね。紀井選手はまだ優勝はありませんが7月1日からの四日市、7月9日からの松戸で2場所続けて準優勝です。実力者だけにA級戦でのリズムさえ掴めれば一気に1着量産体制に突入しそうな選手です。また木村選手は7月8日からの玉野、7月18日からの防府と2場所続けて優勝していますし、その後の7月26日からの富山でも決勝は外していません。決勝戦はこの遠征A級降級組の激しい戦いが予想されますね。
 
一方、中部勢はS級経験者の愛知の桜井雄太選手、石川の山崎晃選手の機動力を得てホームバンクの北村篤選手の地元優勝に期待しています。桜井選手は直前の高知では決勝進出を逃してしまいましたが、3月29日の高知から9場所連続決勝に。その内2度の優勝も手にしています。また桜井選手は「岐阜バンクは優勝の経験もあり僕にとっては成績も良くて相性の良いバンク」と、プラス材料も魅力です。山崎選手は7月21日からの武雄、7月28日からの福井は全てバックを取って持ち味の攻めの競走に持ち込めています。冬季移動で岐阜バンクに入る事もあって熟知するバンクの1つです。遠征勢の実力者を相手に桜井選手、山崎選手とタッグを組んで地元北村選手がA級降級後初の決勝戦、初優勝へと繋げて欲しい所です。
 
チャレンジレースでは7月にデビューを果たした111期が4選手出走します。ホームバンクの森川康輔選手、大阪の鮫島康治選手、愛媛の吉田智哉選手、福岡の島村匠選手です。吉田選手はデビュー2場所目の奈良で準優勝、7月30日からの大垣では初優勝を手にしました。その大垣で対戦したのが森川選手。持ち味である強ダッシュで巻き返していきましたが間に合わず3着でした。残念でした。大垣の悔しさを晴らすような走りで地元ファンの皆さんの前で森川選手の初優勝を今シリーズは楽しみにしたいですね。
 
そして今シリーズはガールズケイリンもお楽しみいただけます。
112期在校成績3位で卒業記念レースを制した東京の梅川風子選手が岐阜バンクにやってきます。デビューから2場所走って決勝を外していません。実力者のニューフェイス 梅川選手が今シリーズで初優勝を手にする事が出来るでしょうか?!
レースの経験を含めた実力者としてっは福岡の林真奈美選手ですね。小林優香選手や児玉碧衣選手と同門で今年5月4日からの小倉で初優勝を決めて7月5日からの青森で2度目の優勝を手にして着実に力をつけてきている事がうかがえますね。
今シリーズはオールスター直後の開催でガールズのトップ選手陣が不在です。優勝を掴むには展開1つでどの選手にもチャンスは十分です。このチャンスを何としてでも掴んでいきたいと気合いが入るのは地元の小坂知子選手ではないでしょうか。直前の豊橋では「調整失敗で絶不調の中でも決勝に進めているは 大きな収穫です。次は今回の事を踏まえてしっかり調整できれば!!」と、話していました。今回のホーム戦に向けて備えて来る小坂選手にエールを送りたいです。念願の初優勝を地元ファンの皆さんと一緒にお祝いしたいですね。そんな感動的な優勝シーンを心待ちに開催を待ちたいです。
 
服部佳代子(2017、08、02)