岐阜競輪 #43

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レース展望

F1 2019年11月8日(金)~ 11月10日(日) 和歌山FI

織田信長杯 中日スポーツ杯F1

開設70周年の節目を迎えた岐阜記念競輪は徳島の太田竜馬選手の優勝で幕を閉じました。
太田選手の逃げ切りでの優勝をスタンドでご覧になっていたお客様が羨ましい限りです。
岐阜記念の熱い戦いがまだ記憶に新しい今日この頃ですが 10月8日からは再び岐阜バンクでS級選手の激走が観られます。

中でも岐阜記念の場内イベントを盛り上げてくれていた地元の不破将登選手の走りを楽しみにしています。9月17日からの名古屋F1では3日間バックを取って2着2着からの優勝でした。その後に岐阜記念のお手伝いに来ていた不破選手。ゲストとして迎えたCS中継では「前回 岐阜を走らせてもらった時には決勝戦でお客様に迷惑をかけてしまいました。次は 前回の分も皆さんにお返しできるように臨みたいと思っています。ホーム戦で優勝して締めくくる事ができますように頑張りますので応援を宜しくお願いいたします」と、コメントしていました。確かに 前回8月のホーム戦では優勝しなければならない!と言う責任感から 初日、準決勝の走りとは別人のような焦りがレースに感じられました。競輪場を後にする際の不破選手の歪んだ表情からは なんとも言葉にできない悔しさが伝わってきました。今シリーズは地元ファンの皆さんの前で天高く突き上げるガッツポーズを楽しみにしたいです。

遠征勢の注目選手は110点を越える宮城の和田圭選手に先に行われた向日町記念で優勝を手にした宮城の阿部力也選手。また新鋭の埼玉 植原琢也選手です。植原選手は2019年6月1日にS級への特別昇級を決めています。S級デビュー戦となったF1では初白星をゲットして決勝戦進出も決めています。S級3場所目で迎えた初の記念競輪でも初日から素晴らしいスピードを披露して1着を並べて準決勝まで勝ち上がっていきました。そして4場所目の和歌山でS級初優勝を手中に納めています。学生の頃に自転車競技に携わっていたものの植原選手は大学へ。その後 海外に居を構え不動産業を営む親戚を手伝ったり 日本でも興味を持つ事や仕事には積極的にチャレンジ。月日を重ねる間に学生の頃 一緒に自転車に取り組んでいたメンバーが競輪選手になっていることを知り競輪選手の道へ。興味深いお話を沢山 耳にしましたが多才で人としても魅力的な異色な存在すぎて とても紹介が長くなりそうでしたので簡潔にさせていただきました。また改めて中継初日のリポートコーナーで植原選手情報をお届けしていければと思っています。こちらもお楽しみになさってください。

さて A級戦での注目選手ですが今期A級1班に戻ってきました地元の藤井準也選手です。弟さんの陵也選手も115期として7月にデビューを果たしました。兄として先輩としてお手本として常に背中を追いかけている陵也選手の前で奮起する準也選手の熱い走りに期待したいと思います。
遠征勢では今期からA級降級となった静岡の高橋隆太選手、S級でも実績の有る奈良の元砂勇雪選手、また福岡の鶴良生選手との連係から熊本の中村圭志選手の伸びには注目です


10月8日開幕の織田信長杯 中日スポーツ杯F1
どうぞ3日間の熱戦をたっぷりとお楽しみください

皆様のご来場をお待ちしています

服部佳代子