kドリームス杯 FII
新春シリーズに続いて1月12日からkドリームス杯FII開催がスタートします。
今シリーズはチャレンジレースの117期の熱い戦いが注目となりそうです。
京都の村田瑞季選手が12月10日からの大垣、12月25日からの奈良で完全優勝。今回の岐阜で特別昇班がかかる大事な3日間になります。
しかし、12月28日からの岐阜で1着を並べて決勝に勝ち上がった和歌山の中村泰輔選手に昨年末の広島GIIIで行われたチャレンジファイナルに出場している大阪の仲野結音選手、そして地元の小浦凪選手と揃います。
小浦選手は前回初めて岐阜バンクを走った際には1着を並べて決勝に進みましたが惜しくも優勝を逃しました。今シリーズはリベンジ戦です。
同期対決の激しい優勝争いは地元の維持とプライドからも優勝を狙っていきたい小浦選手の走りに期待していきたいと思っています。
A級1、2班はS級からの降級はホームバンクの森川康輔選手と山梨の古屋琢晶選手の2選手です。
森川選手は12月24日からの広島GIII以来の出走で、今シリーズが走り初めです。前期S級を経験して決勝進出はありませんでしたが1着も取れています。A級での戦いではレースのペースや仕掛けるタイミングさえ掴めれば、さらにパワーアップした今の森川選手であればホームバンクを連日沸かせてくれる走りに期待できそうですね。
森川選手の番手は愛知の愛敬博之選手でしょうか。直前の1月4日からの高知ナイターで決勝を外していますが、昨年の7月にA級に降級してからの半年間は全て決勝進出を果たしています。
森川選手とのゴール勝負が気になるところです。
さて、遠征勢ですが中部勢を脅かす存在として注目は近畿勢です。
大阪の土生敦弘選手が昨年9月6日に特別昇班を決めてA級1、2班戦でも完全優勝を手にしていました。1着を並べてS級への特別昇級をかけた開催でいよいよという決勝戦でチャンスを逃しています。前回岐阜でも11月1日からの開催で1着を並べて決勝へ勝ち進んでいます。
今シリーズの近畿勢は大阪の佐川翔吾選手、京都の小谷実選手、兵庫の玉手翔選手と実力者が揃っています。土生選手の機動力と実力者との連係で厚いラインが形成されそうですね。
そして、A級1、2班のレースでも昨年決勝に進出し6月には前橋で初優勝を決めている埼玉の尾崎悠生選手を目標に山梨の古屋選手や栃木の幸田光博選手の関東勢にも注目です。
また強地区目標は不在ですが昨年の12月の開催で決勝2着、3着と好成績を残している青森の小橋明紀選手や初日予選スタートは確定板を外していない千葉の中曽直彦選手の伸びは要警戒です。
チャレンジレースから熱いバトルが楽しめそうな今シリーズ
どうぞ新春シリーズに続いて岐阜競輪でお楽しみください
服部佳代子(2021、1、6)