岐阜競輪 #43

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レース展望

F1 2021年4月27日(火)~ 4月29日(木) うーたんカップ スポーツニッポン杯

うーたんカップ スポーツニッポン杯 F1

4月から新年度がスタートしています。
岐阜競輪場では今年度 待ちに待ったビッグレース(GII共同通信社杯)が9月に控えています。
今から本当に楽しみです。

さて新年度1回目の本場開催は4月27日からのうーたんカップ スポーツニッポン杯F1です。

S級1班はホームバンクの山田諒選手、三重の柴崎俊光選手、愛知の岡本選手、近畿から福井の小森選手、鷲田幸司選手、和歌山の西岡選手、そして神奈川の白戸選手の7名です。このメンバーで初日特選が争われるかと思います。
中でも山田諒選手が今期から念願のS級1班に昇班し、今シリーズではホームバンクで初の初日特選スタートの切符が手にできそうです。高松GIIIでの落車の影響で復帰戦が初のビッグレースとなったGIIウィナーズカップになってしまいましたが、あれからほぼ1ヶ月が経過しています。直前の西武園GIIIでどこまで戻せているのか?!気になりますね。ただ山田選手にとっては昨年の岐阜GIII以来のホームバンクでのレースですし S級1班からの地元斡旋はただ一人という責任を感じて備えてくると思います。西武園GIII後の練習と調整でさらにプラスアルファーも期待できそうです。
対して好調な福井の両者が山田選手の相手になりそうです。初日からホームバンクを沸かせる山田選手の走りに期待していきたいと思います。

そしてS級2班からは新人選手とは思えない脚力とハートの持ち主の山口拳矢選手が昨年の11月以来になる岐阜開催です。その11月の決勝戦は守澤選手が先行させられましたがそのまま逃げ切りの優勝でした。山口選手はわずかに届かず準優勝。その後 山口選手の成績はご存知の通りF1では伊東、奈良、静岡、豊橋で全て完全優勝。3月のルーキーチャンピオンレースを制して、初のビッグレースGIIウィナーズカップにも参戦しています。さらにパワーアップして岐阜競輪場に帰ってきます。今シリーズの斡旋メンバーを見ると山口選手に脚を使わせるような機動力タイプは見当たりません。地元初優勝への期待も膨らみますね。
中部のマーク陣も山口選手や山田選手の強機動タイプを目標にできますので展開有利にレースを進められそうです。決勝戦は中部勢が何名勝ち上がって来るのかも気になります。

遠征勢の注目選手は大阪の福永大智選手です。2020年の7月にS級に昇級した福永選手ですが既に来期はS級1班への昇班を決めています。今年の2月の向日町F1では完全優勝でS級初優勝を飾りました。続く静岡F1でも決勝にコマを進めています。昨年の岐阜GIIIでは初日から3日間バックを取って確定板に上がっていて成長が楽しみな選手の1人でした。今月行われた四日市ナイターGIIIでその成長ぶりも見せて準決勝まで勝ち上がっていました。その準決勝では深谷選手や松浦選手と一緒に戦って貴重な体験になったのではないかと思います。近畿にも力上位や好調なマーク陣が揃います。福永選手の走りが中部勢を脅かす走りになるのでは?!

また岩手の藤根俊貴選手、青森の坂本周輝選手、佐々木選手、宮城の山崎選手、福島の渡辺選手の北日本勢の結束戦が魅力に感じます。


A級からは来期S級復帰を決めている大阪の大石崇晴選手、兵庫の市村昌樹選手が抜ける存在です。大石選手は今期8場所走って全て決勝進出へ。そのうち優勝は2回。1月11日からの豊橋では完全優勝です。岐阜でも1月18日からのシリーズで6番手から捲り追い込んで準優勝でした。今シリーズでは市村選手も優勝こそ有りませんがほぼ決勝にコマを進める実力者です。決勝戦はこの両者でのゴール勝負となるのでしょうか。

迎え撃つ中部勢はホームバンクの土岐幹多選手が愛知の下岡優季選手を目標に地元の意地を見せたいところですね。土岐選手は3月小田原で決勝に進み 続く大垣では優勝を勝ち取っています。ホームバンクで地元ファンの皆さんを沸かせる伸びに期待していきたいと思います。

新年度初の岐阜本場開催はゴールデンウィーク前半にかかります。
お休みの方は是非 岐阜競輪本場で熱戦をお楽しみください。
皆様のご来場をお待ちしております、

服部佳代子(2021、4、15)